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2018年02月13日

31 《雪洗YOU禅物語’18》 人魚姫の日記 <片寄せる波>2  〜香苗・成長篇〜



小説 ▼△ 雪洗友禅物語 △▼
ゆきあらいゆうぜんものがたり
蕾・一つづつ♪


圭一と香苗は
兄弟のようだった時を経て
ようやく
手に手を携えられるようになりました。
この章は、香苗の少女期から、
日記を通して振り返ります★




《 香苗・成長篇 》



 十三章 人魚姫の日記〜片寄せる波〜



〈香苗の日記から 抜粋〉
《一年目》
  3月20日

圭兄ちゃんが、京都に行ってしまった。
かなの所に会いに来るのは、忘れちゃったみたい。

かなは今年中学生になる。
優平兄ちゃんも就職で、会社の寮に入った。

ようやく、中学生。
大きくなるってどれくらい?
はたちになること?
社会人になること?



  4月12日

会わなくても毎日が過ぎていくのが不思議。
会いたいなって、いつも思っているから、
時々ひとり言で言ってしまう。
言わないって決めたはずなのに。
おしゃべりのかなには、ちょっと、きついです。




《二年目》
  5月21日

京都の修学旅行、行って来ました。

初めて、圭兄ちゃんからプレゼントをもらった。
いつも環ちゃんとおんなじで、
かなだけのものはなかったから、本当に嬉しい。

綾華に「香苗のお兄ちゃんなんかじゃないでしょ」
って、みんなの前で言われてしまった。
私が「お兄ちゃんにもらった」って喜んでいたから。
もっと、こっそり喜んでいればよかった。
くやしい。嫌味だよね。

でも、もらったかんざし がうれしいから、
綾華の嫌味なんて、どうでもいい。

何度も見てしまう。
何度見てもあきない。
これは、私の宝物だし、お守り。

誰がなんと言っても(!)、
私が圭兄ちゃんと呼ぶことは、邪魔なんかできない。



  11月24日

綾華が、教えてくれたこと。
綾華が私に言う言葉はいつも嫌味っぽいけど。
今日も、もったいつけるように言った。
圭兄ちゃんが、綾華の一番上のお姉さんとお見合いして、
もう両家が認める仲だから、婚約したも同然だって。

そんなはずは、きっとない。

かなは絶対かなの口からは言わない。
幸せが逃げてしまうから。
でも、あの時「待っているんだよ」って言った、
圭兄ちゃんの顔も声も忘れられない。

あれから、お兄ちゃんはもっと大人になって、
ここからはなれてしまって、変わってしまったかもしれない。

でも、どんなに変わったからって、
綾華のお姉ちゃんと一緒にいる姿は、想像したくない。
72

こんなふうに香苗の思春期が
始まりました。

まずは、京都篇の裏面です。
香苗の修学旅行で、
圭一はわざと会うことなく
(かんざし)だけ
旅館に預けたのでしたね。
引き続き、↓次の回もご覧ください。





 
♪〜♪〜


圭一のお見合い。
ショックを受ける香苗ですが…★


(二年目)11月25日(翌日)

環ちゃんの家に行って、
環ちゃんのおばあちゃんとお話してきた。

おばあちゃんと話すのは、大好き。
おばあちゃんと話していると、
かなの亡くなったお祖母ちゃんを思い出す。

話しているうちに、お兄ちゃんの考えていることもこうかなあ、
と思えてきたり、
かながどうしたら本当のかなになれるか、
教えられてしまうみたい。

「ご縁っていうものがあるからね。
これは、神様にしかわからない。
ずっと準備している人が、
一番いい時に、一番いいものをもらえるんだよ。
自分がほしいからって、
どうにもならないのがご縁だから、
ただただ自分の本分をわきまえて、
毎日一番いい自分を神様に見てもらうんだよ。
本番はいつあるかわからないけど、
毎日本番だと思って、気を抜かないで、でも気負わないで」

おばあちゃんのお話って、
いつもかなの訊いたものに対して、
答えになっていないようなことを言う。
でも、かなはとてもよくわかるから、
それを答えだと思ってがんばろうと思う。

ただわかったことは、お兄ちゃんの結婚は、
はっきり決まったわけではないってこと。
ただその話があるのも確かみたい。

私が何を言ってもどうしようもないなら、
私はただ毎日がんばるだけ。
勉強して、日舞して、環ちゃんの家に行って。

雪洗の家は、うちとは違って格式があるから、
子供の頃から出入りしていなかったら、
とてもなじめなかったかも。

もしかして、あのツンとした綾華たち三姉妹が来たら、
なじむだろうか?そうも思えないんだけど。

雪洗家の格式は、私にもよくわからないけど、
ただ形だけのものではない、と思う。
お金持ちでも、いい服をきているだけでは、ダメだと思う。

それから、今度から、おばあちゃんに、
お茶とかお華や作法を教えてもらうことになった。
ちょっと緊張。でも、ワクワク。
 



《四年目》
  5月3日

優平兄ちゃんが、結婚するという女の人を、家に連れてきた。

優平兄ちゃんと圭兄ちゃんは同い年。
やっぱり、これくらいの年の人と、普通は付き合うよね。

まわりでも高校生同士でお付き合いしたりしている。
かなも高校生だから、ずいぶん大人になったつもりだった。
でも、この差は歴然。

優平兄ちゃんたち二人の姿はほほえましかった。
でも私には現実を知らされたみたいで、
ちょっと、
かなりショック。
 


  5月4日

圭兄ちゃんが、我が家に女の人を連れてくる夢を見た。
なぜうちに来るのか不思議。まあ、夢は不思議だから。
私のパパとママに「結婚したい」と言っていた。
隣の女の人は…。
顔を見るまでに目が覚めてしまった。
73

圭一が結婚相手を連れてくる夢…
正夢?!
ひたすら圭一を待つ香苗ですが…
「雪洗友禅物語」の登場人物と
あらすじは ↓ から
「雪洗友禅物語」登場人物

雪洗 家系図1
作品講評*あらすじ*「雪洗友禅物語」



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プロフィール
ほんままゆみ(本名:栗原まゆみ)
物心ついた時には、何かを読んでいました。物語は小学生、詩作は中学生から始めるも、世界平和と結婚の夢の前に、一物書きになる夢は横に置いて、気づけば元文学少女に過ぎない、おばさんになっていました。子の乳離れを期に、書き溜めた小説を編集し始め、その後ブログをはじめました。
ヨーロッパ滞在歴≒ボランティア歴ありの、三男一女の母。

見えない世界、霊界、神様について、人生については、もう一つのブログをどうぞ。
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【関連する記事】
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2018年02月12日

30 《雪洗YOU禅物語’18》 真珠貝の告白2  〜真珠貝篇〜


前編の最終話です★
小説 ▼△ 雪洗友禅物語 △▼
ゆきあらいゆうぜんものがたり
2011.07.01 和泉川 萩


今日はいよいよ
約束が果たされるようです。
告白、というより…★


 あの可愛かった香苗が、少女の時代を通して、ずっと私の言葉ひとつを頼りに、待っていてくれたのだ。私の求める、ただ一人の女性となって。
 彼女の涙を、すべて受け留めていこう。今まで、どうしてあんなにも、香苗の気持ちに無関心でいられたのか。気づいてあげようとしなかった。自分の心を深く隠すことに気をとられるだけで、逃げて逃げて、逃げていることも見せないできた。
 あの時「待っているんだよ」と、確かに私は言ったのだった。自分が言った言葉なのに、錯覚だったかのように、何もなかった振りをしてきた。足を向けることもできずにいた、明るい和泉家。あの場に少女を置き去りにしたまま。
 ずっと、孤独だったのは、両手を開けばいつでも、この胸に飛び込んで来てくれる存在を裏切り続けていた罰かもしれない。

「こっちに座ろう。大切な話があるんだ」
 私たちは、また向き合って座った。料理の置かれていない座卓はとても広く感じた。卓上から香苗の手を再度取った。不思議なことに、手を握っているだけでとても気持ちが落ち着いた。二人の情が重なり合って、口では伝えきれないものが伝わってきて、慕わしさが更に湧き上がってくるのだった。
 私は照れ隠しに言った。「何を話すんだっけ?」
「大切な話なのに忘れるの?忘れんぼだもんね」
「ずっと側にいる、これからは。約束するよ」
「お兄ちゃんの約束は当てにならないから」
「そうか?」
「すぐに来てねって言ったのに、ずっと家に来てくれなかった」
「忘れたわけじゃないよ。君ん家(ち)に行く口実も何もなくて行けなかっただけ。ずっと覚えていた。簪(かんざし)の約束は守ってきただろう。約束は守るよ。他の約束もみんな」
「みんな?」
「ああ、みんな。よし、じゃあ…」
 私は座り直して、香苗をじっと見つめた。そして遂に言った。「まだ君にその気があるなら…、私のお嫁さんになってくれる?」約束通りの言葉を。
「……」
「結婚しよう」
 香苗の頬を、またホロホロと涙が伝った。
「応えてくれないの?」
 香苗は頷いて応えた。

 私は長年の胸のつかえが取れたようだった。
 急に空腹に気が付いた。
 料理を運んでもらい、私たちは心ゆくまで堪能した。薄味の上品な京風の味付けは、既に私には懐かしく受け入れ得るものとなっていた。季節を象った一品一品に、作り手の心遣いが感じられた。
 いづれにしても、香苗と一緒に食した忘れられないものとなった。
70

これは「告白」を飛び越えて
「プロポーズ」ですね。
ともあれ
約束の言葉がやっと言えました。
引き続き、↓次の回もご覧ください。






ハデラン。


なんと十何年越しの
二人の約束が
ようやく果たされました。 
前半の最終話です★


 二人の電話が同時に鳴った。遼平からメールが入ったのだった。私はメールを返さず直接電話をかけた。
「どう、京都の料亭?」
「遼平!」
「気に入らなかった?」
「お前、昨日は…」
「ああ、昨日言ったことは、ちょっとした演出。圭兄のことだから、場所を設定しても、進展するかどうか心配だったから、起爆剤だよ。妹の名誉のために言っておくと、恒さんのことは、すべてでっちあげだから。香苗は今も昔も圭兄一筋だよ。本当に、こっちでも、そっちでもお互い会いたがってるんだから、まったく。結び付けないわけにはいかないだろ。
 実は、俺が動き出すより先に、雪洗家の方で、香苗を嫁にと決めたらしい。タイミングがバッチリだったよ」
「お前からじゃなかったの」
「連携したの。俺は圭兄の味方だって言ったよね。でも筋道を立てないと、二人で駆け落ちとかしたら、許されないんでしょ、雪洗屋の跡継ぎっていう立場では。おばあちゃんと打ち合わせしたんだ。みんなとっても乗ってくれてさ。うま過ぎ?でもこれ位しないとね」
「昨日は急に展開が変わってすごく悩んだんだからな」
「ごめん。夕べのうちに見合い写真を渡すはずだったのに、おじさんが話途中でやめちゃって。その割にはうまく事が運んだから、よかった」
「恒彦にもお前が話したの?」
「頼んだよ。圭兄が会うより先に、俺が連絡入れてさ。損な役回りって言いながら、納得してくれたよ。薄々分かっていたって。分かっていながらも、強引に割り込んだんだからって、言ってたよ」
「恒彦の結婚話もでっちあげか?」
「え、何それ、初耳だけど。恒さんが一番かわいそうだよ」
「つねさん?」
「ああ。根は正直な人だよね。今日の電話もさ、恒さん自身が京都に行くって、一言も言ってないんだよ。圭兄はそう思い込んだだろうけど。『今から京都に行くんだよね。ものにできるチャンスだと思う』って、香苗と圭兄のこと言っただけなんだよ。あの人、口が上手いからね。ちょっと色々演技してもらったから」
「よろしく言って。また俺からも連絡するけど」
「わかった」
「遼平、ありがとう」
 遼平が送ってきたメールは、私と香苗の写真に、ハートマーク等で飾ったものだった。それはうまく合成されていた。ツーショットの写真など、撮ったことがない私たちだったから。
71
 
これにて「雪洗友禅物語」の
前半は終了しました。

次からの後半は、
一旦物語を巻き戻し、
それまであまりクローズアップされなかった
香苗の思いを明らかにしていきます。

そのあたりのことも含め、
以前書いた「あとがき」などを
参考にお読みくださると、
物語の世界が広がるかもしれません。
「雪洗友禅物語」前半のあとがき
「雪洗友禅物語」登場人物と、「雪洗友禅物語」後半のまえがき
和歌から広がるイメージ「和」「海」「夢」…再連載のあとがき「雪洗友禅物語」


「雪洗友禅物語」の登場人物と
あらすじは ↓ から
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2018年02月11日

(詩) ばれんたいん宣言  2018


バレンタインデーが近づきました。
様々なハートが込められた
たくさんのチョコたち…♡♡♡

紅ハート白ハート。



「 ばれんたいん宣言 」 




馬鹿なことをしてると思う 
恋愛ではなく、ただのイベント 
楽しんでしまえばいい 
陰気な気分を吹き払って 

 バレンタインは年中行事 
 友チョコしてた頃が懐かしい 
 こんなドキドキはもう卒業して 
 ハッピーなカップルになりたい 


    バッチリきめてみたい 
    連絡してみようか 
    大切なのは心なのに 
    印象的な言葉を探してしまう 

     バレンタインは必須科目 
     義理に甘んじたらもう明日はないから 
     こんなドキドキはもう卒業して 
     ハッピーなカップルになりたい 


        場所を選んでみたり
        練習なんかしてみたり
        溜息をついてしまったり
        一回だけもう一回だけ

          バレンタインは私宣言
          本命は一人だけでいいから
          こんなドキドキはもう卒業して
          ハッピーなカップルになりたい

          バレンタインは私宣言
          本命は一人だけでいいから
          こんなドキドキはもう卒業して
          ハッピーなカップルになりたい





「バレンタイン」の折句を
混ぜ込んだ詩です。
2013年のバレンタイン前に
書き留めておいた一節を元に
数年前、数時間でさっと作り上げました。
どんなものでしょう。

♡友チョコ、♡義理チョコ、
恋人やパートナーにあげる♡本命チョコ。
心を決めないと、チョコはあげられません。

中でも、一生に一回でいいというような
「私宣言」をする
♡宣言チョコ、
(告白チョコと言うべきか)も
あってもいいと思うのです♡♡




よい一日 よい夢を

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