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2017年02月28日

30〈シャボン玉飛んだ♪'17〉 学生街の喫茶店 2  「シャボン玉飛んだ♪映り込みの家庭(いえ)」《後編》



シャボン玉飛んだ♪
映り込みの家庭(いえ)

親子2代の愛の物語☆
光、ふる。


学生街の喫茶店の
マスター、星一は
学生の頃から
この店で過ごしていました。
今日は、思いがけない人が
この店を訪れます★


「これで肩の荷が下りたな」と、星一は誰もいなくなった店で呟いた。
 拓海が初めてこの店に現れて以来、ずっと彼のことを気にしてきた。生き写しの実父、拓哉の不幸を考えても、彼には幸せになってほしかった。
 大学時代のもう忘れ去っていたような記憶を、彼の出現によって、思い出さざるを得なくなった。航平や菜波まで昔の話を聞きたがるので、彼らにネタを提供するために、過ぎし日を降り返るのが習慣になった。そうすると、その頃の思いまで甦ってきた。まるで、しまってあったその時代の引き出しを一気に開けてしまったかのように。
 星一は、いつかの記念の写真を見ていた。ネガを引っ張り出して引き伸ばし、透明のカバーに入れてあった。
 そこに行ったのは日帰りだったが、楽しい一日だった。
 写真を撮ろうとすると、なぜか拓哉が中央になってしまう。なんでこんなに写真のポーズひとつが、自然にさまになるのだろう。
 大吾の横にさりげなく佳織、そして、拓哉の横には美穂。気持ちというのは、そういう一枚の写真にも表れる。
 星一は、裏を返してもう一枚の写真を見た。自分が写っている。拓哉は大吾を押しのけて佳織の横に来て、だから星一は大吾と隣り合わせで写っていた。
「女の子にはさりげなく優しくするんだ、拓哉は。喜ばれるコツを知ってたんだな。たいがいの女は、奴にメロメロになるんだ。一人例外がいたがな。それがお前たちのお母さんだ」そう、彼らには話したことがあった。
 大学時代から、佳織の心には大吾がいて、一途に想っていることを、星一にもわかっていた。
 星一の大学時代は、楽しいというものとはちょっと違った。相次いで身内を亡くしたこともあって、辛い思いの方が多かったような気がする。
 この二枚の写真は、一年生の頃の、まだその辛い経験の前だったし、少年の面影を残した若い彼らの写真からは、不幸の影は一つも見えなかった。

 突然に佳織が星一の店を訪れたのは、ある午後のことだった。
「子どもたちがずいぶんお世話になって…」と佳織は言った。
「やぁ久し振り。全然、変わらないね。同業者なんだって?」
「あなたの方も変わらない。店の名前にピッタリよね。確か星一、だったわよね、下の名前?」
 喫茶店の名前は“星の家”といった。もう学生たちも星一の名前を呼ぶことはなく、「マスター」で通っていたから、名前と店の名前の関連をとやかく言われることもなくなった。
「先代のマスターがつけたから関係ないんだけどね」
「そういえば、そうね。不思議よね。私も喫茶店をやるなんて自分でも思っていなかった。嫁ぎ先の母の店だったのよ」
64

さて、拓海たちの母
佳織の出現で
過去の語らなかった事実が
いよいよ明らかになってきます。
引き続き、↓次の回もご覧ください。






"キ" になる "キ"。


マスター、星一と
同じ学生時代を過ごした佳織。
さて、どんな会話になるのでしょうか★


 星一と佳織は世間話を交わしたが、星一には、なぜ彼女が突然にここに現れたのか、不思議だった。
「今日は航平に会うために?」
「店を人に任せて、美穂に会って来たの。拓海たちのことも報告したかったし。ついでと言っては何なんだけど、あなたには本当にお礼を言いたくて。主人…、大吾もよろしくって」
「だんなにも言ってきたのか」
「ええ、もちろん」
「やっぱり、お前たちは、うまくいくと思っていた」
 そう言うと、佳織はほのかに恥らうように顔を赤らめたように見えた。学生の頃の彼女の姿が甦った。
「一度訊いたことがあっただろう?『大吾とはずっと友だちでいいのか?』ってさ」
「あなたが忠告してくれたこと、覚えてるわ。でも、あの頃は、一生片思いかもしれないと思ってた」
 星一は大吾を思い続ける佳織の気持ちに気づいていてこんな風に言ったのだった。「自分からアタックしないと奴は気づかないよ。でも、君の気持ちを知れば、きっと受け入れてくれる」
 その時の佳織の答えはこうだった。「大吾の望む通りにしたいの。友だちとして思ってくれるなら、友だちとしてだけでも、できる限りのことをしてあげたい」
 星一は当時を思い起こしながら、佳織に言った。「菜波ちゃんって、君とそっくりだね。顔もまぁ似ているけど、この間、家に帰るって前にさ、拓海とのことを訊いたらさ、その答えにびっくりしたよ。『お兄ちゃんの願うようにしたい』ってさ。『妹なら妹としてできる限りのことをしてあげたい』って言ってたよ」
「そう。あの子が…」
「覚えてる?君もあの時まるっきり同じようなこと言っていたんだよ」
「そうだったかもしれない。友だちなら友だちで仕方ないって思っていたのよ」
「収まるところに収まったって感じだな。君たちも、拓海たちも」
 佳織はおそらく大学時代と変わっていない笑みを浮かべた。
「それにしても、君たちはすごいな。悩んでいた二人を上手に救って、結ばせてしまうんだから、並みの親にはできないよ」
「親バカなのかもしれない。最高のカップルだと思うのよ。とてもいい子たちでしょ。ただ、幸せになってほしいっていうだけ。甘いって人もいるかもしれないけど。でも、あの子たちならって思うの」
「あいつらも、よくわかってるよ。いい加減な付き合いはしない」
「ええ」
「そもそもさ、拓哉の子を引き取ったっていうことが驚きだったよ。拓哉によく似た奴がこの店に入ってきてさ、本当にビックリした。名前を聞くと『鳴沢拓海』って言うだろ?混乱したよ」
65

そして、佳織の話は
思いがけない内容に…。
いよいよ秘密が明らかになります💥。

前後のお話は→ こちら から
登場人物と小説の解説は→ こちらから
 (ネタバレの怖れがあります!)
 前編をお読みでない方は、こちらへ →
 ☆新連載予告と登場人物紹介♪



よい一日 よい夢を

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写真は:光、ふる。"キ" になる "キ"。
by (C)芥川千景さん
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プロフィール
ほんままゆみ(本名:栗原まゆみ)
物心ついた時には、何かを読んでいました。物語は小学生、詩作は中学生から始めるも、世界平和と結婚の夢の前に、一物書きになる夢は横に置いて、気づけば元文学少女に過ぎない、おばさんになっていました。子の乳離れを期に、書き溜めた小説を編集し始め、その後ブログをはじめました。
ヨーロッパ滞在歴≒ボランティア歴ありの、三男一女の母。

見えない世界、霊界、神様について、人生については、もう一つのブログをどうぞ。
夢を叶えたい人、カウンセリング募集中!(四柱推命鑑定も可。)
こちらから→幽霊っているんでしょうか


2017年02月27日

29〈シャボン玉飛んだ♪'17〉 学生街の喫茶店 1  「シャボン玉飛んだ♪映り込みの家庭(いえ)」《後編》



シャボン玉飛んだ♪
映り込みの家庭(いえ)

親子2代の愛の物語☆
ブラフ18番館の夏。


今日からしばらくは
「学生街の喫茶店」星一の店を舞台に
お送りします。
星一と航平の会話から★



  学生街の喫茶店



「もう春だな」と、航平からの報告を聞いて星一は言った。「拓海たちにも春が来たんだから。お前はどうだ?」
「外が春でも、兄貴たちに春が来ても、俺とは関係ないよ」
「誰にでも来るものだ」
「そうかな」
「チャンスを逃さなければな。幸福を連れて来る春の女神というのがいてな、これと思ったら、何も考えずに髪の毛をつかむんだと。見たらパッとつかまないとダメなんだ。様子見してるともうつかめない。春の女神は後ろ髪がない。ツルッパゲなんだと」
「それ、前に誰かに聞いたよ。幸運の女神の話と同じだね。誰だったかな。多分ここで」
「ここで誰かが話したってことは、大体は俺の受け売りだから」
「ふうん。まぁ、春の女神でも幸運の女神でもいいや。様子見しないほうがいい時もあるんだね。本当に誰でもチャンスってあるの?」
「この俺もそうだった」
「そりゃマスターは若い奥さんとかわいいお子さんたちで幸せいっぱいっしょ」
「俺が結婚したのは三十越えてたぞ」
「三十六でしょ、知ってるよ」
 拓海はバイトしていた頃は、星一に対して(語尾に「っス」付けの)一応敬語を使っていたはずだが、卒業して数年経つと、しっかり溜め口も平気になった。それは親愛の情の表れでもあったが。
「でも、ためらうならやめておけ。本当に縁があれば、別れようとしても、どうせそうならない。拓海たちがそうじゃないか」
「兄貴たちの場合は、大変だったんだから」
「知っているさ。お前が動かなかったら、俺が『親に向かえ』って忠告するところだった。幸福の女神に見込まれると、いろいろ味方が現れる。それが縁があるってことだ」
「ふうん」ちょっと分からないような顔をした航平は訊いた。「運がいいってことは、味方が多いってことなの?」
「そうだ。応援団が多いほどいいんだ。拓海と菜波ちゃんの場合は、お前だろ、大吾たちだろ、それに俺、強力な味方ばかりだろ?」
「兄貴はそれに、実の肉親もいるしね。みんなが幸せになってほしいと思ってるはずだ」
「そうだな」
「マスター、兄貴の実の父親のことだけどさ、本当言ってどんな人だったの?」
「拓海を見ていたら思うだろ、すごくいい奴に違いないって。実際のところ、本当の拓哉のことを俺が理解していたとは思えないが、拓海とは全然違うような気がする。飄々としているところは似ていたよ。イケメンのところも。女に対しては、正反対だしな」
「もてるところは似てるだろ」
「ああ。拓哉は両手に花ってのもザラだったな」
「兄貴はすべてシャットアウトだしね。まぁ意識的だとは思うけど。なんせ硬い親父を尊敬してっから」
62

星一の持論炸裂です。
「三月さくら」では御馴染みですが
彼の恋愛論、親子論、どうか聞いてやって下さい。
この章では、親たちの秘密も
暴かれます。乞うご期待!
引き続き、↓次の回もご覧ください。






円窓。


学生街の喫茶店。
マスターと航平の会話の続きから★


「前に拓海に言ったんだが、お前も拓海も、大吾に似ているんだよな。今、わかったような気がする。基本形は、拓海が似ているんだ。スタイルっていうか、日常の考え方まで。でも、天然のものっていうか、とっさに出るもっと素に近いものってのは、お前の方が似ている。この間の猪突猛進的なところとか」
 なんのことかさっぱり分からない顔をしている航平に、星一はにっと笑って見せてから、師匠と弟子のたとえで説明を始めた。拓海は大吾の一番弟子で、師匠のスタイルをすべて受け継いだ正統派、航平は、一見弟子としては兄(あに)弟子に劣るように見えるが、天才的なところで師匠の才能を受け継いでいる。拓海が言っていたように、血のつながりには敵わないものがあるのは当然なのだ。学んで身につけたものと、持って生れたものの違いというわけだ。
「まぁ、鳴沢流ってのを、熱心に受け継ごうとしてるのは拓海の方だな。お前は実子だからそこまで執着していない」
「親も兄貴の方に熱心だったしね。期待してるな、って思ってた。それに、女のことに関してうるさかったのは兄貴にだけだったし。俺も言われるって覚悟してたら、なんもなしだったんだ」
「それは仕方ない。拓哉のことを知っていれば、当然だ」
「はぁ、それほど」
「あいつの唯一の欠点だった。拓哉だけが悪いんじゃない。簡単に言い寄ったり、誘いに乗ったりする女が多いからな」
「まぁ、イケメンなら当然だね」
「イケメンでも中身がなければ、魅力がないんだろうが…」
「兄貴はいい男だよな」
「拓哉もそうだった」
「惜しい人を亡くしたって感じだね」
「まぁね。でも。拓海の方が外も中もいい男だけどな」
「俺たちは、亡くなった拓哉さんっていえば、すごい人って聞かされてきたんだけど」
「生きてりゃ、俺らと同じおじさんになってたさ。そういうところも、お前たちの親はすごいよ」
「そうなんだね」
「できすぎだよ。俺も親になったからわかるが、親になるだけで大変なのに、死んだダチの子を引き取るなんて。それも、親よりも立派に育ててさ。拓海も今はまだ甘っちょろいし、堅すぎるが、いい加減なアホよりずっとマシだ。あいつもいい男だが、お前もいい線いってる。兄貴の真似はできなくても、親父以上にはなれるんじゃないか?」
「親父以上は無理だな。うちのお袋のようなできた女は、なかなか捜せない」
「お前も拓海と同じ趣味か?マザコンに間違われるぞ」
「そうそう、兄貴が前に言ってたよ。理想の女はお袋か、祖母ちゃんたちだってさ。冗談かと思ったんだけど、本当だったんだ。よく考えたら、一番理想に近いのは菜波だな」
「ああ。それ以外は考えられない」
 あの時、大真面目で拓海が言ったのは、菜波を意識して言ったのではないにしても、心のどこかで求めている相手だったということは、きっと確かだろう。
63

この、「学生街の喫茶店」で
拓海の親たちの過去の話を
再び遡っていくことにします。
思いがけない事実が…!

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2017年02月26日

(詩2編) どうせ解けてなくなる運命なら ***淡雪のたわ言 2017*** *                 もう 解けてしまってもいいと思ったんだ  〜雪の季節の終焉 2017〜


届くことのない思い…
聞かれることのない思い…。
こんなにも愛しているのに。
彼の思いは今日を限りに
きれいに消えていきます。
とうとう
時間は来てしまいました。


coco-Aスノーフレーク.jpg


「 どうせ解けてなくなる運命なら 」 
***淡雪のたわ言*** *




どうせ解けてなくなるこの命 
どうせ消えていく運命なら 
一度だけ、思いっきり僕一色の景色に 
変えてみたかった
* * * 

朝起きたら一面の雪景色 
それって感動的だろう 
どうせ消えていく運命だけれど 
君の心にいつまでもきれいな姿で残っていたかった
* * * 
どうせ変えられない運命なら 
消えていくその前に 
その存在を示したかった
* * * 

知っている? 空の雪雲から地上までの距離を
それが僕の君に捧げた真実の心の 生きる時間

どうせ消えていく運命なら
一度だけ、思いっきり僕一色の景色に
変えてみたかった
* * *
どうも季節が味方してくれない
落ちた場所も悪かった
降っても降っても
落ちる瞬間に解けて消えていく雪たち
アスファルトは無情にも
無数のぼた雪たちを飲み込んでいく
* * *

どうせ解けてなくなるこの命
どうせ消えていく運命なら
この一片を 君の肩に降らせて散ってみたかった
* * *
無理な願いだとわかっている
触れることも叶わぬ縁だから
この身は朽ちて 地を潤わせ
また空に昇って行く
* * *

どうせ解けてなくなるこの命
どうせ消えていく運命なら
一度だけ、思いっきり僕一色の景色に
変えてみたかった
* * *





その時の雪は、ぼた雪で
雨で塗れた地面にみんな落ちては消えていき
なかなか積もることはできませんでした。
それでもその日
午後になってからどうにか雪をかき集めて
うちの子犬たちは父犬と一緒に
雪遊びをしていましたが…。
(私はこういう時ネコ派です)

そんな淡くも消えていく雪を見ながら
浮かんで来た詩です。
なぜか、ちょっと切ない詩になってしまいました。






雪の結晶は、
ひとつとして
同じ形はないといいます。
結晶にこだわり続けた、
孤高の人の
心を解かしたものとは、
やはり愛だったようです★


7980273スノーフレーク.jpg



「 もう 解けてしまってもいいと思ったんだ 」
   〜雪の季節の終焉〜



降り続ける雪と、
降り止まない僕の心
雪の季節は終わる
誰も訪ねてこなかった
山深くに 冷たい雪を積もらせて
誰も解かすことのできなかった
解けるはずのなかった僕の心
君の掌に落ちると  
一瞬 美しい結晶を見せただけで解けおちてしまう
もう 解けてしまってもいいと思ったんだ

温かい 人の肌に触れると 
何年も解けない根雪でさえ
春の訪れのように 解け始める
その微笑みを目にすると
こわばった僕の顔も緩む
もう 解けてしまってもいいと思ったんだ

君のために 僕は孤独でいたんだろう
君のために 僕は雪を降らせ続けたんだろう
君の温かさに出会うために 
僕は冷たく凍った根雪の心を持ったんだろう
この雪を きれいだと言ってくれるか
人を受け入れなかった聖域 
純白に覆わせた僕のまごころ
君のために 僕は雪を降らせて来た
雪の季節は終わる
君が開いてくれた僕の心

今までは涙にならなかった 何でもないことが 
美しく見えて 
何でもないことで 感動してる
君の頬に伝う涙は 
僕の雪が解けた分だけ溢れてくるようだ
もう 解けてしまってもいいと思ったんだ

今までこだわって来た プライドも
捨てられなかったものも
解けてなくなるように
なくしてしまってもいい
雪の結晶はひとつとして同じものはないという
そうしてこだわった結晶のひとつひとつ…
もう 解けて消えてもいいと思ったんだ

君の涙が地に落ちると もう解けるしかない…
もう解けてしまってもいいと思ったんだ



1151527スノーフレーク.jpg




降る雪の結晶の一つ一つがきれいなので
手を差し伸べると
きれいな結晶を見ることができたかと思うと
瞬時に解けて消えてしまいました。
衣服などの上ではしばらく雪の結晶を
楽しむことができますが
人の体温はあったかいんですね。
そんなはかない雪の結晶を見ながら
作った詩です。

上の「どうせ解けてなくなる運命なら」
は敗れ去った恋のはかなさのような詩ですが
これは続編でしょうか。
それまで愛を得ることのできなかった孤独な人が
今度こそ
愛に出会ったかなぁというような…。

雪はいろんなインスピレーションを与えてくれます。




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上の画像は:スノーフレーク by coco-Aさん
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「季節の詩 愛の詩」一覧

posted by kuri-ma at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ★季節の詩 愛の詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする