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2017年01月31日

6〈シャボン玉飛んだ♪'17〉 生まれてすぐに…part1  「シャボン玉飛んだ♪ 映り込みの家庭(いえ)」《前編》



シャボン玉飛んだ♪
映り込みの家庭(いえ)

親子2代の愛の物語☆
欠けたグラス。


結婚を控えた大吾が知った
驚きの事実…!★



  生まれてすぐに… (part1)



 大吾がそれを知ったのは、結婚式を数週間後に控えた頃だった。
「え、誰が誰の子を産んだって?!」彼は佳織の言葉を信じられなかった。
「美穂が出産したの。もう、昨日退院したわ。拓哉の子どもなのは間違いないわ」
「あいつら、付き合っていたのか?!」
「うん。大学時代からずっとよ」
「知らなかった…」
 その事実もにわかに信じられなかったが、自分が全然知らなかったことも信じられないことであり、ショックだった。
「拓哉が絶対内緒にさせてたみたい。付き合っていたというより、セックス・フレンドってやつ」
 大吾は、佳織の守りの固さに閉口してきたほどで、彼女の口からどんな形でも「セックス」という言葉を聞くのも初めてのことだった。
「拓哉が誰かと付き合ったりしない主義だったろ。女もすべて遊びだと思ってた」
「そういう意味では、美穂だけよね、特定の相手って。たとえ、ああいう関係でも。美穂の方は、拓哉が好きだったし」
『やっぱり…』と、大吾は思った。通夜の時の美穂の様子を思い出した。あの時に貧血を起したのも、妊娠していたのなら、なおさら無理もないことだったろう。
「やつは、拓哉は知っていたのか、子どものこと?」
「美穂は話したみたい。事故に遭った時も、美穂との約束の場所に行く途中だったってことよ」
 佳織が大吾に伝えたのは、大雑把な内容だけだった。未婚で、しかも相手の男が亡くなってこの世にいないのに、産む決意をした美穂が、どんな状況なのか。実家にも帰れず、母親方の祖母の許で出産したのだという。
「拓哉も生きていたら、父親だったのに、馬鹿なやつだ」
「生きていたらどうだったかな。美穂も産まなかったかもしれないし…」
「そんなこと!処分してたかもってことか?」
 まるで物のような言い方をしてしまった大吾の言葉を佳織は軽く訂正した。
「処置よ。拓哉から、産めって言われたわけじゃないみたい。本当に自分の子かって訊かれたみたい、最初。拓哉だってショックだったんじゃない?」
「でも、ひどいな。…バカ拓哉」
「うん。私も男性不信になった」
 その言葉で、大吾はようやく、佳織が絶対の守りを貫いて大吾の前でそれを緩めなかった理由がわかった気がした。
「俺のことも信じられなかったわけ」
「大吾は…、そういう人じゃないと思ってたんだけど、付き合うようになってから、急に人が変わったようなところがあるでしょう」
13

なんと、拓哉の落し種が…!
これから、美穂はどうするのでしょうか。
引き続き、↓次の回もご覧ください。






囚われ。


さて、どことなく
大吾に一線引いている感じの佳織でしたが、
その不可解な行動の意味が
分かったようです。
更に接近できるでしょうか★


「俺が変わった?」
「カラオケでウィンクしてきた時は、拓哉がかぶって見えた」
「お前を好きだって気づいたからだろ。愛情表現だよ」
「…本当に結婚したいの私と?」
「もちろん」と、言いながら大吾は頭を巡らせた。結婚話は父親に先を越されたが、プロポーズも後日ちゃんとした。今更尋ねられることでもないだろうに。
「美穂はね、大学の頃から、拓哉と何度セックスしたかわからないくらいだって。夫婦みたいなものよね。でも、セックス・フレンドにすぎなかったわけ。愛されてるって実感はなかったって。言われたこともないって。男の人って、愛無しでもセックスできるんでしょ」
 佳織の口から「セックス」という言葉が出る度に、大吾は妙に意識して固まりそうになったが、話の内容はしっかり理解した。
「やつが、拓哉が、自分に惚れてる女をそんなふうに玩んだってこと?」
「美穂は、自分の気持ちを隠していたんじゃないかな。でないと付き合えないから」
 拓哉は本心では、愛する女性を求めていたはずだと、大吾は思っていた。でも、自分には無理だとあきらめているところがあった。そしてどこかで、セックスする相手を軽視していたようなのは否めなかった。
「拓哉のことは、無責任に感じるのは仕方がないけど、あいつは本当はただ不器用なやつだったんだと思う。…」
「拓哉と自分は違うって言わないの?」
「…俺は佳織のことを、愛してるし、大切にしたいと思ってる。本当だよ」
「ありがと。私が拒んでも待ってくれてるしね」
「絶対拒否だもんな、どうしようもないよな。でも、ま、結婚できるんだ。我慢するさ。…キスも拒まれるとちょっと辛いけど」
「…拒んでないでしょ、キスまで」
「そうかぁ?ちょっとひくじゃないか。拒まれてると思ってた」
「そうなの、ごめん。どこかで拓哉が引っ掛かってて。積極的になれないの。美穂が泣いてたの知ってるから。ごめん、私」
 今まで避けられていることについて触れられなかったが、踏み込んで話してみると、なんでもないことだったような気がした。大吾はようやく佳織を理解でき、そうすると余裕ができた。
「俺のこと、試してたのか?それとも怖い狼って思ってた?」
「…大吾のことはずっと好きだったのよ、私。でも、やっぱ、ちょっと怖かったのかな。だけど、試そうなんて思ってない」
 実際、あわゆくば一線を越えたい思いがあったのだが、佳織にすきが全然なかったので、無理だったことは言わずに、彼は訊いてみた。「そうか?すきあれば襲うと思ってただろ」
14

香織は嫌いだから引いていたんではないんですね。
でも、スキなさ過ぎって感じもします。。。






不思議の国。


美穂が未婚で出産。
結婚目前の大吾と佳織。
「すきあれば襲うと思ってただろ」
という大吾の質問に…★


「そうは思わないけど、きっかけは作らない方がいいかなって。なんとなくは、そうなりたくないし」
「そうなる?」
「結婚するから、いいじゃないかって…」佳織は説明しようとしながら、顔を赤らめた。
 大吾はそんな様子をもっと見たくて、いじわるな質問を連発した。だんだんしどろもどろになり、ますます赤面する佳織が、かわいかった。
「今はね、早く日取りを決めてくれた、親父に感謝だよ。もうすぐ、狼じゃなくて、旦那になれるんだからさ」
 大吾は、佳織の髪をなで背中を優しくたたきながら、体を包むように抱いた。楽勝で待てると思った。佳織のことが慕わしく思えて仕方がなかった。
『そうか、拓哉がかぶって見えたのか』あのウィンクはまずかった、と彼は大発見した思いになり、なぜかとても爽快だった。
 ただし、彼の拓哉に対する思いは、理解したい思いと、し難い思いが交錯していた。
『バカだよ、拓哉。相談くらいしろよ』
「産んだ美穂は偉いと思う」と、佳織は結論のように言った。
「そうだな、俺たちも力になれることがあればしてやらないとな。美穂も赤ん坊も元気なんだろ?」
「うん。赤ちゃんもとっても元気」
「父親似なら、男前だ」
「まだ男前になるかどうかはわからないけど、しわくちゃで赤くって、お猿さんみたいで面白い顔するの」
 その日もディープにまではならないキス止まりだったが、大吾は狙い通りのものが得られたと、満足したようだった。キスも、浅い深いが問題ではないようだ。思いの深さの問題なのだ。
「拓哉の代わりにその子に会いに行くか」と、大吾は言ったのだった。

 長いようであっという間に婚礼の日を迎え、披露宴には、子どもを祖母に預けた美穂も参加していた。母親になったからか、以前の華奢で子どもっぽい印象とはどこか違うような気もした。
 大吾たちは、当座は彼の以前のアパートに二人で住みながら、新しい物件を探す予定だった。いずれ実家の近くに出している移動願いが通れば、親と同居してもいいと、佳織は言ってくれていた。こんないい嫁はないと、大吾の両親の受けは天井知らずだった。
 新婚の所帯にお金をかけなかった代わりに、新婚旅行だけはハワイに行った。その後は大吾は仕事が山積みだったし、香織は香織で、狭いアパートで快適に過ごすために忙しく過ごした。そんなスタートだった。

 結局、故郷への移動が叶うまで五年近くかかった。その時には大吾たちはすでに二人ではなかった。拓海(たくみ)、航平(こうへい)、そしてまだ乳呑み児の菜波(ななみ)という三人の子どもと共に、五人で帰郷を果たしたのだった。
15

一気に年月が流れました。
後編で主要人物となる
拓哉・航平・菜波の三兄妹も
現れましたね。
登場人物と小説の解説は→ こちらから
前後のお話は→ こちら から




よい一日 よい夢を

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写真は:欠けたグラス。
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不思議の国。
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プロフィール
ほんままゆみ(本名:栗原まゆみ)
物心ついた時には、何かを読んでいました。物語は小学生、詩作は中学生から始めるも、世界平和と結婚の夢の前に、一物書きになる夢は横に置いて、気づけば元文学少女に過ぎない、おばさんになっていました。子の乳離れを期に、書き溜めた小説を編集し始め、その後ブログをはじめました。
ヨーロッパ滞在歴≒ボランティア歴ありの、三男一女の母。

見えない世界、霊界、神様について、人生については、もう一つのブログをどうぞ。
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2017年01月30日

5〈シャボン玉飛んだ♪'17〉 屋根まで飛んだ  「シャボン玉飛んだ♪ 映り込みの家庭(いえ)」《前編》



シャボン玉飛んだ♪
映り込みの家庭(いえ)

親子2代の愛の物語☆
彩。


想いが通じて、付き合うことになった
大吾と佳織。
告白、キス、言うことはありません。
3話まとめてどうぞ★



  屋根まで飛んだ



『拓哉、お前だったら、こんなにドキドキせずに、かっこよく決められるだろうが。ま、俺にしては上出来かな』ふと、そんなことを大吾は思った。
 もしも拓哉だったら、なんと言っただろうか。さっき大吾が何も考えずに、座ったベンチ。「告白とキスに最適」と、不調法の大吾が気づけたはずはなかった。
 あそこは上からも下からも隠れて見えない位置にあった。頂上の急な傾斜に守られ、下からも散歩コースの丁度カーブしている箇所でもあり、また木々の陰となってくれる、格好の場所といえたのだから。見えない魂となった拓哉が最大の取り柄を発揮して、女性に対しては疎い親友に、見えない助けの手を伸ばしたのか、と思うのは考えすぎだろうか。
 いつか同級生に会ったスーパーマーケットに来ると彼は言った。「こんな時に誰か知り合いに会えばいいのにな。俺たち付き合ってるんだって言ってやるのに、な?」

 そしてカラオケの後、大吾がその日の甘い想いに浸りながら、佳織の手を引いて家に連れて行くと、彼の両親がにこやかに、というより、やや賑やか過ぎるくらいに歓迎してくれた。
「お店、早仕舞いしちゃったわ」と、母は嬉しそうに言った。さぞかし丹念に準備したのだろう、テーブルにはご馳走の数々が並んでいた。
「すごい」と、佳織が感激の声を挙げた。
「だって、大吾が佳織ちゃんを連れてきてくれるっていうから、準備してたのよ。毎週一品ずつ増やして冷凍しておいたの。一ヵ月分だと、豪華でしょ。サラダとご飯は今日作ったの」と、母は更に嬉しそうに言った。
「一ヵ月も前から、気が早いんだよ」という大吾の声はほとんど無視された。
 和やかな食事の後、今度は父がまさかの発言をした。「佳織さんはいつ来てくれるんだろうね。今からなら、秋頃がいいんじゃないかね」
「父さん、何の話だよ」と大吾が言葉を発すると、当然のように父は言った。「式の日取りはいつがいいかなぁと思ってね」
「式って、気が早すぎるんだよ、父さんは」焦る思いの大吾に対して、今度は母が言った。
「あら、早すぎるなんてことはないわよ」
「こうして、家に遊びに来てくれたということは、嫁に来てくれてもいいと思ってくれているんだろう、佳織さんは?」と、父は更に大胆な発言だ。
「父さん!」と叫ぶ大吾のことを、両親は意に介していないようだった。
11

坂の上から。

またまた両親が絡むと
何かと面白いことになるんですよね、
大吾くんは。。。
さて、どうなる?乞うご期待!
引き続き、↓次の回もご覧ください。






夕灯り。


先走りすぎの大吾の父、
なんと
嫁に来ないかと佳織に訊ねましたが★


「お前は黙っていなさい、佳織さんに訊いているんだから」と、父は大吾を制し、佳織の方に向き直って言った。「どうだろうねぇ、佳織さん?」
 佳織は戸惑ったように三人を見渡した。そしてしばらく、俯きがちにどう答えようか考えていたのかと思ったら、少し紅潮したその顔をきっとあげると、ゆっくりと答えた。
「大吾さんと、それからお二人が望んでくださるなら」
「よし!」「まあ!」と、両親は同時に歓喜の声をあげ、更にそれぞれに、父は式の日取りのこと、母は「でも、大吾の仕事があっちなんだから、最初は同居できないわよね」云々と話し始め、収集がつかなくなりそうだった。
 佳織は両親それぞれの返答に追われ、大吾はどちらの話にも食って掛かろうとするのだが、相手にされなかった。そして、彼はとうとう声を張り上げた。「ちょっと、二人とも落ち着いてよ」
 両親の声が少し途切れたところで、大吾はすかさず言った。「いい?俺たちでまず考えるから。父さん、母さんの意見もちゃんと聞くからさ」この声は、幸い両親にも届いたようだった。

 こうして、大吾が、プロポーズも何もしないうちから、大吾と佳織の結婚話は発進してしまったのだった。
 さて、結婚を承諾したはずの佳織だったのだが、それにしても、大吾には一線をひいているように見えた。
 大吾の両親に対しては、この上なく朗らかで感じがよいし、大吾に対してもいつも通り接してくれるようだが、どこかが違った。
 大吾にも心当たりがあった。それはあのカラオケでの件があるからに違いなかった。
 告白した後、家に向かう前に二人でカラオケに行った。
 いつもは声を張り上げて歌う目的しかなかった大吾は、あの日はカラオケのモニターよりも佳織を見ていた方が長かったようだ。気分のよかった彼は、歌いながら佳織にウィンクまでした。拓哉ではあるまいしと、友人が見たら幻想だと思ったことだろう。
 そして、2時間が終わろうとする時、大吾が取った行為が、佳織のひんしゅくを買ったのだった。彼の熱い抱擁とキスの雨から彼女はようやく逃れ出た。
「よく考えたら、ここは完全な密室だろ。個室の最大の利点を活用しないのはもったいない」と言う大吾に
「カラオケは歌を歌う所よ」と佳織は素っ気なく言った。
 そして、彼のこの時の行動を理由に、カラオケの誘いには決して応じてくれないのだった。実際、そのほとぼりが冷めたのはかなり先のことだった。
11

一挙に結婚話に!
さて、カラオケでの一件の
余波はこの後かなり続くことになります。
引き続き、↓次の回もご覧ください。






暴走する光。


カラオケに行ったとき
大吾のキスは
ちょっと濃厚すぎたようで…★


 それは、大吾にはとても刺激的なキスであり、後々まで余韻が残るくらいだったが、それにしても佳織の態度はつれなかった。あれ以後、ディープなキスはさせてくれない。佳織だってあの時は応じていたではないか。女心は大吾の理解を超えていた。
 彼は相談する相手もいなく、心に呟いた。
『わけがわからないよ、拓哉。お前、よく女をうまく扱えたな。俺は佳織一人でお手上げなのに』
 すると、いつか彼が言っていた言葉が思い出されて来た。「女を数知るのは不幸だよ。知れば知るほど空しくなるんだ。俺のDNAにはないのかもな、ひとりの女を幸せにするってのが。でも、ホントはそれが自然だよ。お前は絶対女には手を出すな。出されても、やめとけ。こんなの、知ったらたいしたことないんだから」
 そして、拓哉は言ったのだった。「お前は、誰か一人の女を絶対に幸せにできる奴だ」真剣に言ってくれているような気がしたその言葉だった。
『知ったら大したことないなんて言いやがって、てめぇは依存症だったってんだから、世話ないぜ』いつも華のあるうらやましい男だったが、拓哉のことが今更ながらかわいそうに思えてきた。
『幸せじゃなかったんだな、お前』
 拓哉と心の中で会話をしているうち、なんだか、くよくよしても仕方がない気がしてきた。佳織から嫌われているわけではないのだから…と。
『ひょっとして、恥ずかしがってるだけとか…』と、思うと、慕わしい想いがまた湧いた。
 ウィークデーも佳織を恋しく思いながら、あっという間に過ぎていき、大吾は毎週末を故郷に帰るようになった。

 大吾の納得できない思いは置いていかれたままで、佳織との結婚話はどんどん進行していった。止めようとしても誰にも止められないというような時があるものだ。ましてや、結婚は当人同士だけで進められるものではない。大吾たちの結婚に関しては、彼の両親の積極性も、もちろん大きな力だった。
 佳織は着実に鳴沢家に順応していった。大吾のいないウィークデーも、母の店や家を、よく訪れているようだった。
 結婚の日取りも準備も、両方の両親、特に母親たち、そして佳織とで、問題なくいろいろ進んでいった。衣装合わせの日も、大吾はその場で試着するだけで、面倒な衣装選びや着せ替え人形のような行も免れることができた。
 打ち掛けはすでに決定していたが、花嫁の洋装には大吾の選択の余地を残してくれてあった。どれも若い女性を最高に美しく見せるために存在しているのだから、よく似合っていた。佳織の試着したウェディングドレス姿を見ながら、大吾は幸福感に浸った。
12

いよいよ結婚、
というところで
ある出来事が
二人に大きな影響を与えることに…

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2017年01月29日

(詩) 「はつゆきパート2」 2017 (折句)


初雪というのは、
何かの儀式のように厳粛で、
それに触れた人たちにも、
一生で一度の
清く美しい物語が
作られることがあるのかもしれません★

希望の光


「 はつゆきパート2 」



はかなくも美しい雪の結晶
冷たく凍えた指先に触れる
夢ならば 覚めないで
消えかかったはずの希望を信じたい

早すぎたのか もろすぎたのか
つつかれたら 泣き出しそうな
揺さぶれば こぼれそうな
気持ち膨らみ あふれる想い

花を愛でた頃の 心閉ざして 
強がり見せて 顔をあげて
行く先も告げずに 旅立とうとする
期待に答え続けていきたい本当は

はるかな春に 思いを寄せる
疲れたからではなく あきらめでもなく
勇気を忘れて しまったのでもなく
君のことを ただ忘れられない今も

拍手もいらない 喝采もいらない
作りかけの設計図 無駄にしたくないだけ
有名でなくても 優秀でなくても
君を待ちたい 気が済むまで ずっと

はかなくも美しい雪の結晶
冷たく凍えた指先に触れる
夢ならば 覚めないで
消えかかったはずの希望を信じたい



「はつゆき」の折句。
初雪の詩、第2弾として作ったものですが、
この冬も3番目の登場です。
(初雪や雪の詩が多くて、またも忘れてました…)

これを作った年、関東では成人式が
暴風雪となりました。
渋滞で1ミリも進まない状況にも陥り、
やっとのことで家に帰りつきました。
その翌日に作ったのが、この詩です。
実は、その年はお正月にも
実家で雪を経験しました。
関東では初雪でも
私たち家族にとっては
2度目の雪でした。
そんなこんなの大雪の初雪、
きっと、私だけではなく、
忘れられない思い出となるエピソードが
あったのではないでしょうか…。
さて、今冬の初雪はいかがでしたか…?



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posted by kuri-ma at 05:00| Comment(0) | TrackBack(0) | ★季節の詩 愛の詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする