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2019年10月15日

(詩) 秋が連れてくるもの 2019  (「あき」を折り込んで)


いよいよ秋らしい季節となりました。
秋 「あ」と「き」で
作った即興の詩★

踊るシベ♪



    「 秋が連れてくるもの 」



 秋が連れてくるもの
 愛… それとも
 きまぐれ


 秋が連れて来るもの
 安心… それとも
 危険?!


 秋が連れてくるもの
 明日… そして
 希望


 秋が連れて来るもの
 足音… そして
 気持ち


 あき 秋 空き 飽き 厭きあき…?!
 あき 秋 諦めない 諦めない 諦めない… 


 秋が連れて来るもの
 あなた…
 そして
 きっと…! 





だんだん秋が深まって
だんだん涼しくなってくると
もの寂しく感じたり
わけもなく悲しいような気持ちになったり
これが昔の人が言った「ものの哀れ」
なのかどうか…
感傷、物思い、そんなものが
似合う時季になりました。
「あ」「き」を探しながら
作ってみた詩です。
今年の秋は、もうちょっとたくさんの
「あ」「き」を見つけ出したいですね。




よい一日 よい夢を

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小説の連載は、次の記事より
お楽しみください ↓ 


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 [THE PAST POST]
▼△時の追いかけっこ△▼

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京都と関東のとある海沿いの町を舞台にした物語
 雪洗YOU禅物語 
 ↑ こちらから


シャボン玉飛んだ
映り込みの家庭
(いえ)

目次は こちら


小説 ▼△あの人は
広い傘をもっている△▼

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忘れられた零地点(ゼロポイント)
こちらからどうぞ


「ひのくに物語」全59話完結!




プロフィール
ほんままゆみ(本名:栗原まゆみ)
物心ついた時には、何かを読んでいました。物語は小学生、詩作は中学生から始めるも、世界平和と結婚の夢の前に、一物書きになる夢は横に置いて、気づけば元文学少女に過ぎない、おばさんになっていました。子の乳離れを期に、書き溜めた小説を編集し始め、その後ブログをはじめました。
ヨーロッパ滞在歴≒ボランティア歴ありの、三男一女の母。

見えない世界、霊界、神様について、人生については、もう一つのブログをどうぞ。
夢を叶えたい人、カウンセリング募集中!(四柱推命鑑定も可。)
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「季節の詩 愛の詩2019」一覧

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【関連する記事】
posted by kuri-ma at 05:00| Comment(0) | ★季節の詩 愛の詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2019年09月21日

1 「じゃじゃ馬ならし」プロジェクト?! 1 +プレ碧斗&未来 【三月さくら・6-2、Y-3・1】

夏にふさわしいもう一つの
三月さくらからのストーリー。
初夏のある日まで、
プレイバックしてみましょう★

2011.08.26 和泉川 あさがお


月命日の夜の
若者たちの会話には
こんな続きがありました。
「じゃじゃ馬ならしプロジェクト」以前の
碧斗と未来の物語をどうぞ


 星矢の“純愛クラブ”の解説を受け、皆がそれぞれの反応を見せる中、それまで黙っていた蒔原家の末弟、碧斗が口を開いた。「でも、この中では二組だけだよ。うちの姉ちゃんたちも片付いたし、志道兄と空兄にはお相手がいるみたいだけど、俺はなんか女は面倒くさい」
「そう言ってるお前だってかわいいと思える女性がきっと現われるさ。志道兄だって、星矢兄だって突然だったんだから」と、空が言った。
「お前のお父さんも三十代だろ、結婚したの。この中から探そうとしなくてもいいさ、残ってるのは未来だけだし」
「そういえば未来は?」と麗美。
「きっと、どこかで遊んでるんだ。合コンの女王だから」と、空が答えた。


 と、そこへ「遅くなっちゃって、よかったぁ、まだみんないて」と、未来が現われた。
 やはり合コン帰りかなというような華やかな装いをしていた。
 未来は、更には見慣れない顔の男を伴っていた。
「ほら、入って。高橋君よ。送ってもらったの。何か飲み物お願いしていい?」
「ようこそ」と、空が言った。「未来、お前のお客様だから、自分で何か用意してあげたら」
 一同がその、ちょっと自分たちとは毛色が違うようなその若い男を見た。一通り、皆にこやかに挨拶はした。
 まず初樹が言った。「麗美さん、もうそろそろ帰った方がよくない?明日の仕事に響くよ」
「そうね」
「家庭ごとに解散しようか?青山家に誰かが車出したらいいね。俺が送ってもいいんだけど、酒飲んでないから」と、星矢が言った。
「僕が行きますよ」と、志道が言った。
「そうしたら、空も麗美も車があるし」
「兄貴は明日朝早いだろ?寝ときなよ。俺、行くから」と、空が、さちの迎えに行く志道を気遣って言った。
「よかった。俺、帰りも電車かと思ったよ」と碧斗が言った。
「悪いね、来たばかりなのにね。もうそろそろ解散なんだ」と、空が未来の連れの男に言った。
「妹は、兄姉の車で帰れるから。ご苦労様」
 その高橋という男は飲み物を一杯飲んだだけで、そそくさと退散した。
 彼の閉めたドアが完全に閉まるかどうかという時、空が言った。
「未来。俺たちがいなければ家まで送ってもらったのか?さっきの奴は父さんじゃなくても、アウトだね。場所を考えろ。休日といってもここは会員制なんだから」
 空は志道が止めなければまだ何か言いたそうだった。
 未来はうな垂れることなく言い返した。「先週はみんな盛り上がってたのに、どうして今日は飲んでないの?」
「飲まなくても、盛り上がったさ」と空は言った。
 先週は皆飲みすぎてタクシーで帰らなければならなかった。反省して、誰彼となく今晩は自粛したのだった。

さて、丹野家の末娘、未来が登場しました。
彼女は、大学四年生。
ここにいるどの女性よりも抜きん出て美しいと
大抵どこにいてもそう言われるのですが、
内面はあまり美しいと言えない状況のようです…。

引き続き、↓次の回もご覧ください。






1900517ブルー朝顔 by kokkon.jpg


未来の登場。 
彼女はその場の雰囲気も
変えてしまうものがあるようで…★


 そして志道は、未来を車に乗せて帰りながら言った。
「最近のあなたは、ちょっと自分でも見失ってるものがあるって思いませんか?」
 未来は嫌そうに言った。
「お兄ちゃんまでうるさいこと言うの?私に構わないでほしいんだな。お父さんやお母さんの気に入るようになんかしたくないし」
「だからって、敢えてあんな男と付き合わなくてもいいでしょう」
「あんな男って。お兄ちゃんたちよりずっと優しいし」
「下心が丸見えでしたが」
「送ってもらっただけでしょ」
「それだけなんですね?」
「わかるわよ。下心がある危険な男は。私だって好みじゃないもの」
「だったら、送ってもらわないことです。家族に声を掛ければ迎えに行きますよ」
「そうかなぁ。最近みんなそれぞれ忙しいじゃない。大切な人もいるんだし。麗美姉(ねえ)もなんてね、灯台下暗しよね」
「妹を迎えに行くのを嫌がる相手とは、みな付き合ってないですよ。家族も大切なんですから。あなたは小さい頃から、皆に可愛がられすぎたんですね。大切なものは、誰かが簡単にくれるものではないですよ。家族皆あなたを大切にするあまり、やってあげすぎたかもしれないですね。恋人はいなくても、あなたの今ある大切な存在を確認してほしいですね。父さん、母さん、家族あってのあなたでしょう」
「そういうお説教はたくさん」
「今のあなたを、どんな男が好きになるんですか?」
「わかってるわよ、自分自身が一番」
「だったら、方向転換しないと。まずお父さんとお母さんの信頼を回復することですよ。そうすれば、未来が元々持っていた魅力がまた輝き始めるはずですよ。自分だけで、いくら外見を着飾っても、人の魂に届く魅力にはならないですよ。親に認められないってことは、あなた自身も本心では認められないってことでしょう。いつか出会う未来の大切な人のために、今から自分自身をもっと大切にするんですね」
「…」
「ところで、さっき碧斗が、『女は面倒くさい』って言ってたんですが、あなたが関係してたりしないですか?」
「碧斗?…碧斗なんか私のことを見てもいなかったのに」
「ふーん。それはおかしいですね。なんで彼があなたを見ないんですか?」
「だって…」
「見ないなら、理由があるはずですよね。それに見てほしいなら、男連れなんかでわざわざ来るもんじゃないでしょう」

 志道はその晩、母に麗美のことを話した後、未来のことも伝えた。
「ね、母さん、近い内に未来と話してあげてくださいね。あの娘はどうしらいいか、わからなくなってるんですよ。きっと止めてほしいんです」
「何度も諭してみたんだけど、私の話もお父さんの話も聞かないのよ」
「小さな頃のように、話を聞いてあげて、抱き締めてあげれば。そうすればきっと言わなくても、父さんと母さんの言う通りにしますよ。きっとそんな気がします」
「ありがとう、志道。そうよね。お父さんは未来がすっかり苦手になっちゃって、出来るだけ顔も合わせないようにしているの、気まずいみたいで。あんなに可愛がってたのに。お父さんのためにも、あの娘と話してみるわ」
 陽子はにっこりと笑った。

以上、「月命日のプチ奇跡」より、
碧斗と未来の話につながる部分を
ご紹介しました。
そして、物語での翌晩、
親父たちの会話の中で
「じゃじゃ馬ならし」プロジェクトが
スタートしていくというわけです。
引き続きどうぞ






一重。


  第三章 「じゃじゃ馬ならし」プロジェクト?!



    第一節 「じゃじゃ馬ならし」プロジェクト?!



 その夜Jiro’s Home≠ナ、星矢と志道が話をしていた。先日の父親たちの話が早速伝わったのだった。
「星矢兄はどう思いますか?この間の未来の様子を見て、もしかしたらって僕は思ったんですが」
「うん。碧斗もずっとゲームをしていて、未来が男を連れてきた時、ろくに見ていなかったんだよね。あいつゲームにそれほどはまる方じゃない。なんからしくないって思ったね」
「カムフラージュでしょう、違いますか?未来もね、そうなんですよ。ただ簡単に二人がうまくいくとは思えないんですよね」
「父たちの話を一ひねりしたら、もしかしてうまく持っていけるかも?」
「いい考えがありますか?」
「そちらのお祖父様を動かしてもらうってのはどう?」
「三和のですか?というと?」
「やっぱり、三和家の跡継ぎ選びとなったらそれなりの縁談は来るだろ」
「碧斗には余計分が悪いんじゃないですか?」
「未来がそういう男になびかなければいいじゃない」
「なるほど。未来が簡単にうんと言うわけはないですね」
「もし仮にその中で気に入った男がいたとしても、未来にとってはいい縁談しか来ないだろうから、願ってもないことだろう」
「僕としては、碧斗に頑張ってほしいんですが…」
「じゃじゃ馬ならしね。案外、碧斗なら大丈夫って気もするだろ?」

(再連載に合わせ、
章の最初の部分はカットしました。)
シェークスピアの「じゃじゃ馬ならし」は
ご存知でしょうか。
シェークスピアには
いろんなタイプの作品がありますが、
これはハッピーエンドの喜劇です。
さて、どんなプロジェクトとなるのか、
乞うご期待!
登場人物の確認は家系図で→ [三月さくら 家系図]
 この時から2年の時が流れています


よい一日 よい夢を

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2019年09月20日

[終]24 《時の追いかけっこ'19》 「時」に勝つ方法(2) ・「時」を越えた未来(さき)  [THE PAST POST] 



[THE PAST POST]  
▼△時の追いかけっこ△▼
2010.11.18 和泉川 落葉 桜


曲と共に
かつての痛みが
よみがえります。
さて、「時」に勝つ方法とは?!


 家に帰ってから、キム・インジュンがくれたCDを聴いてみた。
 カスミ、カスミと繰り返す、あの歌。CDには韓国語の歌詞と共に、日本語訳も書かれていた。
「胸が、痛い
 胸が、苦しい」
 胸が…、胸が…と訳はなっていた。
「胸が痛い」とか、「胸がつまる」とかいう言い方は、日韓共通のものらしい。英語のheartというのは、心でも心臓でもそういう。
 アジアの街で聞いた時、キムがたどたどしい英語で伝えてくれたシンプルな訳の方が、正確ではなくても心に来た気がする。 
 CDの訳がけっして悪いのではない。訳を見ながら、その曲を聴き、当時かすみを失った心の空洞に響いてきたものを、もう一度味わった。
 あの時は、やるせなさでいっぱいだった。心がふさがれて、何も入らなくくらいだった。
 それが、今はまったく違うもので満たされている。くすぐったいほどの幸福感が、全身に伝わってくる。

 いつも、五年という時間と、追いかけっこをしてきた。
 かすみと再び会えた奇跡は、なんというのだろう、「時」のカラクリを利用して、ちょっとごまかして得てしまったものに過ぎないと思う。
 「時」に追いついたといっても、一時的なものだ。いつかまた、死という別れがやってくる。
 むしろ、それが当たり前なのだ、とも思える。また、いつか突然に、やってくるのかもしれない。
 恐れても仕方がない。今与えられている猶予期間は、数日なのか、数十年なのか、覚悟はできないけれど、それよりは、今を大切に生きようと思う。
 ただ愛すればいいのだ。そして、永遠に残るものを、魂に刻んでいくのだ。そうすれば、もう、間違いようがない。失うこともない。別れが来ても、いずれ会えるそんな印を刻んでいくのだ。
 そうして初めて、機会があるかもしれない、「時」に勝つという。
 本当に「時」に勝つためには、本物にならなければならない。
 それは、生半可なものではなく、生死をかけるくらいのものだ。
 丸腰では、太刀打ちできないとわかっている。でも、だからかすみと一緒に行くのだ。五年の時を一瞬で変えてしまった、「愛」という特別なものを秘密兵器にして。
 いつか、別れる時が来ても、「愛」は手放しはしない、そうすれば、永遠に一緒にいられるに違いない。時間を越えていけるものは、「愛」だけだと思う。
 その瞬間からは、いつも逃れることのできなかった「時」という呪縛から逃れて、自由な羽で飛ぶ、永遠の世界の住人になるのだ。
 かすみと死に別れたことで、自分を見失ったかつての自分では、乗り越えることはできなかった。
 かすみと同時に自分自身のことも取り戻したと感じていた。一旦、めでたし、めでたしというオチでいいだろうか。
48

愛することを知ると
物事の真理にも
通じるようになるのでしょうか。。。

次回は、この小説の
最終話です!
続けてどうぞ↓






2014.05.19 瀬谷市民の森 ハルジオン 落ちる葉


いよいよ、最終回!!
タイム・パラドックスの
ファンタジー。
「時」に翻弄された男女の
行き着いた所は?!★



Leaves - コピー.jpg「時」を越えた未来(さき)



 そうして程なく、私たちは一緒の生活をスタートさせた。お互いにお互いを得たのだ。何ものにも変え難いものを。
 ただ、私の記憶には、はっきりと残っていた。かすみを亡くした時の、立っていることも難しく感じたショックが。
 また、かすみの両親のお葬式での様子、また帰国して、Xday直前に家を訪ねた時に、十年日記を受け取りながら、義母の瞳に浮かんでいた悲しみの色、絶対に今度は笑顔に変えてあげたいと、悲壮に誓ったことが。
 かすみを取り戻して、すべてが変わった。かすみの両親は、結婚式で涙したものの、いつも私に笑顔を向けてくれ、あのような悲しみの色を見せることはなかった。
 私の両親もだ。かすみを嫁に迎えたことを、私以上に喜んでくれた。
 幸せな日々が続き、子宝にも恵まれた。
 あの悲嘆と虚無感の中に過ごした五年間は、私には逆に貴重な経験だったともいえるが、それは、私たちの歴史には、まるでなかったものとして、なんの記録にも残っていないのだった。時々、夢だったのではと錯覚する。
 ある時、かすみが心のうちを思わずもらしてきた。
「神様は本当に許してくれたのかしら。本当にいいのかしら。私は死ぬはずだったのに」
 私は、分からないままに、はっきり答えた。「いいんだよ。ずっと未来にまで僕たちの命は繋がっていくんだ。だめだなんて言うなよ。いいことだろ」
 このように祝福されていいのだろうか。私もそう、思わないではない。ただ、子どもたちが生まれてきたことを、神様も喜んでいないはずはない、とも思うのだ。
 私たちは、いつも死と隣り合わせにいると自覚しながら、過ごして来た。
 貴重な時間だった。
 もしかして、もうその時が次の瞬間にも来るかもしれない。かすみでなかったら、私の方が先に神様に呼ばれるかもしれない。

 私たちの手紙を届けてくれた「時のポスト」は封印して、クローゼットにしまってある。もしかして、また使ってしまったら、何かの間違いが起きないか、なんだか怖かったから。
 私とかすみは五年の時を隔てることなく、現在を生きている。
 今更、かすみは五年後の私の手紙はいらないだろうし、私も五年前のかすみに何かを送る必要もない、そう思っている。
 それぞれがもらった手紙も、まとめてしまってあった。かつて、かすみが手紙の替わりに折った小さな折鶴たちも一緒に。
 そして、もう一つ、何年か経って、青葉台高校のブラスバンド部の部室が新しくなった時、不要になった錠前をもらい受け、一緒に保管している。4桁の数字を合わせる鍵だ。
 錠前の4桁の数字は、2035と、6の途中で止まっていた。
 それは、年号のようにも見えなくもなかった。だとしたら、今よりもう少し未来だ。今は目が離せない子ども達も、中学生の生意気盛りを迎える頃だろうか。

 さて、私たちの未来はいつまで続くのか、神のみぞ知るところだ。
 しかし、その今生の別れは、イコール、「時」を越えるその瞬間になると、私は確信している。
49

 [THE PAST POST]
▼△時の追いかけっこ△▼

目次・小説と登場人物の紹介は こちら から



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ハルジオン 落ちる葉
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