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2020年02月26日

(詩) 初めて雪の中を歩いた  2020


雪の中を歩いたことがありますか?
胸踊るものでもなんでもないこともありますが
時に人を
こんな気持ちにさせます★

8760102冬の美瑛 by T.AR.jpg


「 初めて雪の中を歩いた 」




初めて
雪の中を歩いた
昨夜解け始め、再び凍った雪は
少しざくざく カキ氷のようだった

初雪のドカ雪
すべてが雪野原に変わった
白一色に

初めて
君に出会って
いつまでも 忘れられない人になった

初めて
愛を知りました


この愛は永遠不滅
世界がまるで違って見える
君一色に


初めて
雪の中を歩いた
僕の足跡だけが
くっきり残っている

初めて
愛を知って
初めて
僕の心が
僕でなくなっていく
初めて
自分より大切なものができた

雪が光を映し
どんな色にも染まって見えるように
僕の心は
すっかり愛に染まってしまった


誰にもここを歩かせたくない
君の許に着くまでは


初めて
雪の中を歩いた
初めて
君に伝えよう
この雪の白さを
この心の熱さを

初めて
愛を知りました





新雪のさらさらの雪もいいのですが、
一回解けかけて凍った後の雪の感触というのは
なかなか癖になるものです
独り占めしたいような…

もともとは
初めて大雪を経験した高校生の冬に
作った詩ですが
最初の公開に際して
かなりいじりました。
この詩の一部は
他の詩にフレーズを提供してしまっていますので
(「初めて愛を知りました」)
2番煎じのように見えますが
こちらが最初なのです




よいい一日 よい夢を

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写真は:冬の美瑛 by T.ARさん
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「ひのくに物語」全59話完結!




プロフィール
ほんままゆみ(本名:栗原まゆみ)
物心ついた時には、何かを読んでいました。物語は小学生、詩作は中学生から始めるも、世界平和と結婚の夢の前に、一物書きになる夢は横に置いて、気づけば元文学少女に過ぎない、おばさんになっていました。子の乳離れを期に、書き溜めた小説を編集し始め、その後ブログをはじめました。
ヨーロッパ滞在歴≒ボランティア歴ありの、三男一女の母。

見えない世界、霊界、神様について、人生については、もう一つのブログをどうぞ。
夢を叶えたい人、カウンセリング募集中!(四柱推命鑑定も可。)
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「季節の詩 愛の詩2020」一覧

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【関連する記事】
posted by kuri-ma at 05:00| Comment(0) | ★季節の詩 愛の詩 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2020年01月29日

5《’19 四月 しあわせの始まり》 梅の化身5  【三月さくらV1-1】



小説 ▼△三月 さくら待つ月
四月 しあわせの始まり△▼
2011.02.22 大池公園 ウメ 開花


ずっと心の中で待ち続けていた、
幼なじみとの再会。
でも、「嫁に来る気ない?」とか
そんなに簡単に言っちゃっていいのカナ。
さて、葉奈はどう答えるのか…?★


 一朗が突然、会話の流れの中で言ってしまった言葉に、しばらく二人して戸惑うような間があった。
 オレノトコロニ、ヨメニクル キハ ナイノカ…。
「それって…。会って二回目でもうプロポーズ?」葉奈の顔には、その時はまだ笑みが浮かんでいた。
「二回目ったって…」
「三回目ね、ホテルでぶつかった時をいれたら。…だめよ。お見合いしたんでしょ」
「あっ」見合いのことをすっかり忘れていた。「ちゃんと断るよ。だから…」
 葉奈の表情には違うものが浮かんだ。「やっぱり駄目よ。いっちゃんの所にはそうやってお嫁さんに来たい人はいるけど、私の親は別れようとしている。自信がないの、私」
 一朗は思わず言った。「お前の両親のことは関係ないよ。俺はお前と離れたくない」
 しかし、もう葉奈は首を振るばかりだった。さっきまでの打ち解けた様子から、ガラリと雰囲気が変わってしまった。
「ごめん。俺が急ぎ過ぎたかな」
 何か触れてはいけないボタンに触れてしまった感じだった。彼は葉奈の手を両手で握った。
「いっちゃんが謝らなくていいの、私が悪いんだから。…とっても嬉しいのに」と言いながら、葉奈は目から涙の粒をこぼした。
 彼はうろたえながら、さっき彼女が渡してくれたハンカチを取り出した。
「俺の汗臭いけど」
 葉奈は泣きながら、クスッと笑った。
 一朗は話し続けて笑わせながら、必死に、さっき押してしまったボタンの解除を試みるのだった。

 一朗はアパートには帰らず、葉奈と一緒に電車で家に帰ることにした。
 ずっと手を握っていた。会話が途切れる時も、その指が会話するように優しく動き、葉奈の縮こまった心を包むようだった。
 帰り際、翌朝も一緒に家を出ることを約束した。
「いつも何時頃家を出るの?」
「家は七時十五分頃かな」

 家に帰ると母が言った。「あら、今日も帰ってきたの?」
 一朗は一刻も早くすっきりしたい問題を切り出した。「母さん、見合いのことだけど、先方に断ってくれるように伯父さんに伝えて」
「そんなにすぐに結論出さなくていいのよ。何回か会ってからで。先方の…」
 母の言葉を遮るように一朗は言った。「なんなら俺が直接断ってもいいんだ。もう会う気はないよ。申し訳ないけど」
 いつもにない、はっきりした態度に、母親も面食らったようだった。
9

葉奈の気持ちは
複雑に揺らいでいるようですが、
彼がプロポーズしてしまったのは、
ただの勢いだけではないでしょう
そうです。もちろんお見合いは断って…。
↓引き続き次の回も、お楽しみください。






2011.02.26 追分市民の森 梅 世代交代


葉奈のことを思うと
なぜかいつもの心ではいられない
一朗です★


「母さん、俺、葉奈と付き合うことにしたんだ」と、一朗は言った。
「ハナってあの葉奈ちゃん?」母は斜向かいの橘家を指差しながら言った。一朗は頷いた。
「へぇそうなの」と母はぽかんとして言った。「そういえば、お葬式で出掛けるって言ってたけど、帰って来たのね」
「母さん、知ってたの」
「月曜の朝出掛ける時、外で会ったのよ」
 そうだったのか、母に聞くべきだったか。近所のことで知らないことなどないのだから。
 一朗は言った。「アパートも引き払って、ここから会社通おうかな」
 母が色々訊いてきそうな気配を振り切るように一朗はまた言った。「明日はしっかり起きたいから、六時半に起こしてくれる?疲れたから風呂入って寝るから」
 そして、風呂から上がった父と交代するように、居間を出てしまった。

 その後、母がきっと早速父に報告し、どんなにか興奮して話しているだろうか察しがついたが、一朗は湯舟の中で深い溜息をついた。
 今朝見た、どうしようもなく辛く空しかった夢の印象が蘇ってきて、切なかった。
 今日この腕で葉奈を確かに抱き締めたのだったし、ずっとその手を握っていたのに。壊れもののような、触れたら千切れてしまう花びらのような、何かはかないものを感じて、心が落ち着かないのだった。
 あの時、葉奈を胸にしっかりと抱き留めた、その感覚を思い出そうとした。心から安堵したのは束の間に過ぎなかった。待ち侘びるほど待って、掴まえたと思った幸せの欠けら。どちらが夢か現実か、わからなくなりそうだった。
 明日になれば、必ず葉奈に会えるはず。それは確かなはずなのに、一朗の胸には漠然とした不安があるのだった。

 翌朝、母が起こす予定よりもずっと早く、一朗は起き出した。
「あら早いのね」母は驚いて言った。
 こうして、朝晩の二人の電車通勤が始まった。それは、とても嬉しいものだった。くすぐったいような。しかし、この間の話の続きは出来そうになかった。漠然とした不安は、まだ胸に残っていて消えなかった。
10

一節、梅の化身、いかがでしたか?
一朗の愛は、こうして始まったようです。
というより、彼の場合も
長い期間、ずっと準備されていたのですね。
冬の間にも芽は隠されていますが
春になると一気に芽吹くように。
《最新版》三月さくら 目次
       章ごとのお話のミニ解説つき
[橘家 三月さくら家系図5]


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写真は:大池公園 ウメ 開花追分市民の森 梅 世代交代
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2020年01月28日

4《’20 四月 しあわせの始まり》 梅の化身4  【三月さくらV1-1】



小説 ▼△三月 さくら待つ月
四月 しあわせの始まり△▼

2011.02.16 大池公園 梅-1


朝見た悲しい夢の
余韻が残っている一朗は
葉奈の手を離しません★


「私がもっと早く帰ってくればよかったのね。ずっと待っててくれたの、もしかして?」と、葉奈が言った。
「待ってたさ。忘れられてるかと思いながら。お前の家も、梅の木のことも、俺のこともさ」
「忘れられてると思っていたのは、私。嬉しいな、待っててくれたなんて」
 実は一朗は、この何年もの間、葉奈がどこでどうしているのか心配だった。もう会えないかもしれないと、忘れようとして、でも忘れられなくて、ずっと心の底で待っていたのだった。

「なぁ、梅の花が咲く頃、一回帰って来なかった?」
「うん。家に空気を通して、ちょっと立ち寄るつもりが、一、二時間いたかな。梅の花がきれいで、見ながら元気をもらった。だから、帰って来ようって決めたの。どうして知ってるの?」
「お前を見掛けた。多分帰って行く時。声も掛けれなかった。どうしてかな、現実感がなくて。その時母さんに訊いたらさ、その答えが今日の夢とおんなじシチュエーションでさ。
『橘さんの所は、ずっと空家のまんまよ』って。
 俺も梅を見ていたんだ、あの日。明るい本当にいい花なんだよな、うちの梅は」一朗は、花の盛りの頃を思い浮かべるように言った。

「そういえば、ドキッとしたよ。今日メールもらって。“梅の精”なんてアドレス名にするから」
「私は、幽霊でも梅の精でもないわよ」と、葉奈は言った。
「つかまえてるから。逃げられないように」と、一朗は握った手に力を入れた。
「もしかして、その夢って、私の生霊(いきりょう)?!」と、葉奈がおどけて言った後、少し顔を曇らせた。
「それとも、亡くなった伯母さんかな。ずっと前、結婚してすぐに亡くなった伯母さんがいたの。うちには不幸な女の人が多いの」
 橘家は、確かに死に別れることが多い家だという印象があった。葉奈の祖母の母という人が戦争未亡人で、母一人娘一人だった所に祖父が婿養子で入ったが、子供を残してやはり早世した。葉奈の祖母は、父も夫も早くに亡くしたことになる。娘まで若くして亡くなっていることは、一朗も知らなかった。
 きっと、今朝の夢に繋がるようなことが、橘家ではあったのかもしれない。あの夢の女性は、葉奈のようでどこか違ったような気がする。
「その伯母さんね、私によく似ていたらしいの。お祖母ちゃんが、亡くなる頃よく間違えられた。パパに聞いても、そう言うの」と、葉奈がさらっと言ったのだが、一朗はゾクッとくるものを感じた。今朝の夢の女性を思い出した。
 漠然とした不安はその後もずっと残っていた。
7

↓引き続き次の回も、お楽しみください。






2011.02.22 大池公園 梅と日差し


葉奈の家、橘家にまつわる
悲しく寂しい話。
葉奈と、そして一朗は…★


「伯母さんはかわいそうな人だけど。お祖母ちゃんもね、私たちが帰って来るのをずっと待ってた」葉奈は、お祖母ちゃんっ子だった昔を思い出すようにしてから言った。
「お祖母ちゃんは寂しい人だから、最期くらい家族に囲まれて亡くならせてあげたくて、その頃いた福岡の病院に移したの。
 うちの女性はみんな不幸って言うけど、うちのママのことも不幸な人っていうのかな?今のところ、両親とも健康だから死に別れる心配はないと思うんだけど。生きているのに、わざわざ別れようとしている。パパはママのこと好きだと思うんだけど、表現が下手なの」
 両親の不和が、葉奈の明るさに影を落としている。以前は不幸の影などない娘(こ)だった。明るい家庭だった。
「お父さんお母さん、前は仲良かったよね」
「そうね。私たちが引っ越す前から、パパは単身赴任だったじゃない?実はそれでお互いに行き違いがあったみたい。『一緒に暮らしたけど手遅れだった』ってママが言ってた。
 今は、『もうなんとかしようとも思わない』って言って、弟のことに夢中になってる。七海(ななみ)もかわいそう。なんとか大学には入ったんだけど、ママにあそこまで干渉されると息が詰まるんじゃないかな。
 子供なんて、両親が仲良くしていたら幾つになっても嬉しいし、親の願い通りに頑張ろうって、自然に親孝行になるのに。親にベッタリされるのって、押さえつけられてるみたい。
 本当に昔、あの家にいた頃、両親が仲良かった頃が懐かしい。ラブラブだったのに。家に友だちを呼ぶのも好きだった。パパもママも友だちに受けがよかったから」
「そうだね。お父さんもかっこいいし、お母さんもお洒落でさ、料理も上手だったし」
「いっちゃん、私の誕生日の時、来てくれなかったじゃない」
「それはなー、二つ下の女の子ばっかりなのに行けないよ。照れくさすぎて」
「そっか。その時にはとっても来て欲しかったんだけど」
 そんなことも、今ではとても懐かしかった。

「今、お母さんは七海と一緒に住んでるの?」
「そうよ。家に帰ってくることも出来るはずなのに。あれじゃね。いずれ七海のお嫁さんをっていう時に、どうなっちゃうんだろ。お嫁の来手がないんじゃないかな。やっぱり親を見て仲がいい所ならいいけど」
「ふーん。例えば俺の親はどう思う?」
「うん。羨ましい。当たり前のことだけど、とても仲睦まじくて」
「喧嘩ばっかしてるけどな」
「仲がいいのよ。安心するもの」
「そういう家なら嫁に来たいって思う?」
「いっちゃんの所はバッチリよ。こういう両親に育てられた人ならって、親を見て思うものだもの」
 一朗は、つい言ってみたくなった。「一般論じゃなくて、お前はどうなの?」
「…?」
「俺の所に嫁に来る気はないのかって訊いてるの」
8

思わず、言ってしまいましたね。
葉奈の反応は…?
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大池公園 梅-1
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